9日のイベントへのたくさんのお越し、本当にありがとうございました。
ご感想メッセージも、拍手やメールやラジオにまでたくさん頂戴いたしまして、ありがとうございます!
16日にご予約いただいてる皆様、気楽なイベントですので、どうぞお気軽にご参加くださいね。
(ちなみにメッセージフォームについて
「管理担当より」でお知らせしていますので、またお読みください!)
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さて、ここんとこ、夏公演の参考になるような本を選んで読んでます。
その中から、小峰元「アルキメデスは手を汚さない」。
1973年の江戸川乱歩賞受賞作です。
面白かったです。
面白かったんですが…後ろ書きの粗筋に騙されました。
「『アルキメデス』という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然!
大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は?
70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。」
…学園ミステリーと思うじゃんよ。
クラスメートが殺されて役に立たない大人たちの代わりに子供らがケンカしたりしながら事件を解決していく青春ミステリーと思うじゃんよ。
(つまり↑こんな内容では全くありませんでした)
まぁ、この勘違いは私の方にも原因があるのですが。
まず江戸川乱歩賞は、新人賞みたいなもんなんで、つまりこの作品はこの作家の処女作だということ。
そして、1972年の受賞作ということは、60年代後半~70年代前半当時の「青春ミステリー」だということ。
このあたりから考えれば、どんな内容の本なのか見当をつけられたはずでした。
…にしても、私の買った本は時を経た現代の2006年に出た文庫なので、やっぱりこの粗筋はどうかと思うよほんと。
でも、改めてちゃんと時代背景や作者の経歴(52歳でこのデビュー作を書いてます)などを思い浮かべて読むと、色々興味深くて面白かったです。
ただ参考にはならなかったかなぁ。。
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