OPPラジオへのお便りの中に、テスト勉強の話題で「歴史が特に苦手なんです」という方がいらっしゃいました。
確かに、歴史に限らず暗記モノは勉強中にふと「なんでこんなん覚えなあかんねん!」とムカつきが止まらなくなってよけいに時間を無駄にしたりしますよね。
歴史に関してはやっぱり興味を持つのが一番じゃないかなと思います。
よくあるとこでは新撰組とかね。戦国武将とかね。好きになったらその周囲のことまで頭に入っちゃうもんです。
で、その為には小説や漫画やドラマなどがすごく有効なんですが、いきなり歴史物なんか見てもあんまり面白くないかもしれません。
そこで今日は、歴史小説とはちょっと違う、時代小説をご紹介します。
歴史物ってのは史実に基づいて実在の人物や事件を脚色したものなんですが、時代物は単に舞台が昔なだけの普通の小説です。
でも、昔の人の生活や文化が、今の私たちには新鮮だったり、逆に共感を感じたりして現代物とは違った面白さがあります。
以前に「落窪物語」をご紹介した時にも触れましたが、歴史のお勉強で習うイメージとは違って、昔も今も人間って変わらなくて同じようなことで楽しみ同じようなことで悩んでるんですね。
そもそも、なんか昔の時代って戦があったり○○の乱やらなんちゃら革命やら、波乱万丈だったイメージありませんか?
でもそれはちょっと違って、現代よりよっぽど安定した平和な時代も多いんです。
といいますか歴史的な尺度からいうと、今なんてむしろ戦後60年"しか"経ってないんですね。
たとえば江戸幕府が立ち上がるきっかけになった関ヶ原の戦いの60年後は四代将軍家綱(有名な家光の子供です)の頃だったことを考えると…今なんてまだまだ一つの時代の初期のあたりとも言えちゃうかもしれません。
つまりまぁ何が言いたいかというと、昔って今と切り離して考えるようなもんじゃなくて、すごく身近なものだってことです。
なおかつ、その時代ならではのロマンがあふれてるので、時代小説は面白いんです。
…長々と書いちゃいましたので、本のご紹介は次にいたします。
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