昨日は激しく酔っ払ってましてまたまた遅れました。。すみません。。
ちなみに飲みのメンツは、打ち合わせを兼ねて、おっちと今回映像でお世話になる部谷さん、そして途中から仕事帰りの船長、の4人でした。
さて、私の担当、booksにしたんですが。私の読む本はかなり偏ってます。
例外もありますが、恋愛もの。純文学。狭い意味でのファンタジー。ハウツー本。有名人のエッセイ。
…などは、まず読みません。
嫌いなわけじゃないんですが、どうも食指が動きません。
そんな狭いジャンルから、好きな本をご紹介したり夏休みの宿題のような読書感想文書いたりしてみます。
まずは、私の本棚の中からご紹介。
「はてしない物語」。
…
…て、ファンタジーじゃんよ!バリバリの!
ハイ、読まないといった舌の根も乾かないうちにファンタジーです。子供の頃はファンタジー好きだったんですよね。
そう、この本は、児童文学です。私も小学生の時に読みました。
著者はミヒャエル・エンデ。彼の最高傑作だと思います。
大変有名な本ですのでご存知の方が多いでしょう。映画「ネバーエンディングストーリー」の原作でもあります…子供心に映画は別物だと憤ってました昔は。
私には非常に思い入れの強い本でして、一冊めにふさわしいかと選びました。
あらすじを説明すると、内気ないじめられっこの主人公が手にした本の中に入って冒険をする〜という、今となっては手垢のつきまくったテンプレ通りの設定なんですが。溢れるテンプレファンタジーとは比べようもありません。
物語は、いじめっこやもろもろの嫌なことから逃げだした主人公が、学校の屋根裏に逃げ込むところから始まります。暗がりの中、彼が読み始める本が「はてしない物語」。作中作の形でファンタジーのお話がスタートします。
読者は、エンデの魔法のような文章力で、知らず知らずに主人公になりきってドキドキワクワクお話を読み進めるのですが…
あぁ、今思い出しても鳥肌が立ちます。
読んでいる本の中から呼ばれるのです、自分が。
信じられない気持ちでうろたえ怯え、やがて決意してその声に答えた瞬間から、舞台はお話の中、ファンタージエンに移動します。
そして、本当の冒険が始まるのです。
私は、この本と子供の時に出会えて、本当に良かったです。
ファンタージエンを冒険できて、本当に良かった。
児童文学が大好きな私ですが、児童文学は、やはり子供の為のものです。大人になってから読むのとは大きく違うんです。
「はてしない物語」と、不幸なことに出会えなかった皆さんは、よかったらお子様に勧めてあげてくださいね。
ただまぁ非常に分厚い本ですので…最近の子供たちには受け入れられにくいかな。。読書の楽しみを味わえない人が増えていくのは悲しいものです。
読むなら、ぜひ、岩波書店のハードカバーで!まるで辞書のように大きくて、定価も3000円弱しますが、文庫だと魅力が半減なんです。
私は図書館で借りて読んで、どうしてもこの本を欲しくなったのですが、子供のおこづかいでは手が出なくて大人になってから買おうと心に決めてました。
そして実行しました。
何年の時を経ても色褪せない、児童文学の金字塔。
「はてしない物語」。
本を読む人で、本当に良かった!
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