今日洗濯物を干しててふと足元を見たら、パンツの膝にアゲハ蝶がとまってました。
両親とも大阪出身で田舎すらない都会っ子な私には二十数年ぶりの虫との接触です。
虫取りとかどうぶつの森でしかやってないぜ。
蝶、でパッと連想した小説は歌野晶午「美神崩壊」。「正月十一日、鏡殺し」という短編集に入ってる、鬱な短編小説です。
短編集自体も鬱な話ばかりですが、面白いです。ヒネリが効いてます。
ばらつきがありますが「逃亡者・大河内清秀」と表題作は好きです。
蝶って、よく様々な創作物のモチーフに使われますよね。
小さな醜い芋虫から硬いサナギを経て美しい蝶に―、みたいなイメージが創作意欲をかきたてるのでしょうか。
蝶で思い出した歌は、槇原敬之「ハングリースパイダー」。
名曲です。
しばしば涙します。
こんな歌を作って、そして歌えるなんて、ほんと彼の才能に嫉妬すらおぼえます。
て 私、歌うたいじゃないけど。
すごいなー
と、アゲハ蝶とのしばしの逢瀬で思ったことでした。